エコカーは、走りの楽しさを犠牲にして燃費や環境性能に重要視する傾向が強いですが、今回試乗したプラグインハイブリッドカーのVW・ゴルフGTEもフツーのエコカー枠に収まってしまうのか、それとも“GT”の称号に相応しい走りを体感できるのか、とても気になるところです。
VWゴルフGTEのパワートレインは、最高出力110kW(150ps)/最大トルク250N・mを発生する1.4L直噴ガソリンターボTSIと、最高出力80kW(109ps)/最大トルク330N・mを発生する電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しています。
そして、ハイブリッドモデル専用にチューニングされた6速DSGは、電気モーターと遮断クラッチが一体化され非常にコンパクトです。
電気モーターに電力供給を行うリチウムイオンバッテリーはリアアクスル前方に取り付けられ、フロントエンブレムに内蔵された充電ポートによって約3時間でフル充電することができ、EVとしてJC08モード燃費で53.1km、最高速度は130km/hまで走行することができます。
シート下にバッテリーを搭載するため、スペースが狭くなるというデメリットもありません。