SUGOの魔物は健在だった?第6戦SUGOはマザーシャーシ勢が初勝利!【SUPER GT 2015】

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この魔物を絶妙に切り抜け、首位をキープしたのがVivaC 86 MC。レース後半では完全な独走態勢を築いて今期初勝利を獲得。

マザーシャーシ勢としても、最近とてつもない速さを見せていたシンティアム・アップル・ロータスに先駆けて、VivaC 86 MCが先に優勝をもぎ取りました。

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そのVivaC 86 MCから遅れること17秒弱。独走態勢を崩すことにはなりませんでしたが、2位にポジションを上げてから6秒以上もギャップを縮めたTOYOTA PRIUS apr GTがフィニッシュ。

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終盤、かなりの追い上げを見せて表彰台の一角にたどり着いた11号車GAINER TANAX SLSが3位となります。

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中盤、実質の2位をキープしていたマネパ ランボルギーニ GT3は終盤にジワジワと順位を落としていき、4位に留まりました。

そして後半のトピックはなんと言っても5位争い。

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88kgのウェイトハンデでも鈴鹿を優勝し、SUGOでは100kgのウェイトで走る10号車GAINER TANAX GT-Rと、火災からの完全復活を果たした61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。この2台の攻防が終盤20周以上にもわたり繰り広げられたのです。

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その争いに勝ったSUBARU BRZ R&D SPORTが5位となりました。

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さすがに富田竜一郎選手でも100kgのウェイトハンデはきつかったようで、SUBARU BRZ R&D SPORTとのバトルでは後塵を拝してしまいましたが、それでも6位に留まったことは素晴らしいのひとこと。

このSUGOでの順位でランキングも若干様変わりしてきました。現時点でチャンピオンの目があるチームが9チーム。

しかし次戦のオートポリスでは10号車GAINER TANAX GT-Rが他の8台よりも前でチェッカーを受けることが出来ればシリーズチャンピオンが確定することになります。

オートポリスはウェイトハンデが半分に落とされ、GAINER TANAX GT-Rでは74kgと、鈴鹿よりも軽くなります。しかし、TOYOTA PRIUS apr GTは49kgなど、ライバルも軽くなってくるので一概に予想することは難しい。もうチャンピオン争いからも目が離せません。

次戦のオートポリスは10月31日、11月1日の開催となります。

(写真:吉見幸夫・文:松永和浩)

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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