レクサス国内導入10周年、欧州でもブランド力強化へ!

「レクサス」ブランドが誕生したのは今から遡ること26年前の1989年。

当時、国内の高級モデル「CELSIOR(セルシオ)」の輸出版として導入したレクサス「LS400」が米国で人気を博し、同ブランドの礎を築くきっかけになりました。

Lexus_LS400(出展 USA TOYOTA)

卓越した静粛性やV8エンジンの完成度の高さなどから、世界のメーカーの脅威となり、この頃から欧米のカーメーカーが同車の設計を参考にするようになりました。

エンジンルーム内に配管類を覆う樹脂カバーを設定したり、スイッチやダイヤル類の操作フィーリング向上、アシストグリップにダンパーを組込んで動作を滑らかにするなど、日本の「おもてなし」の文化が欧米車に波及するきっかけになったのです。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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