そうした中、日系車の8月販売ではトヨタ(+20%)とホンダ(+50.7%)が大幅に伸びており、日産(-5.5%)、三菱(-16.1%)、スバル(-22.1%)、スズキ(-33%)は逆に苦戦を強いられている状況。
中国における今年の新車販売目標を前年比6.5%増の110万台以上に置くトヨタは「カローラ」や「レビン」、「ヴィオス」といった小型車の売れ行きが好調で販売増に貢献、5ヶ月連続で前年実績を上回っており、ホンダも「アコード」や「フィット」、「CR-V」などが好調で6カ月連続で前年増を維持しています。
マツダも微増ながらも7ヶ月連続で前年増を維持しており、今後も「CX-5」などスカイアクティブ搭載車を主力に通年販売目標22万台を達成する計画。
三菱やスズキは新型車の少なさが販売減に繋がっているようで、2ヶ月連続で前年割れしている日産は8月に発売した「ムラーノ」に加え、新型セダン「ラニア」や新型「キャシュカイ」の投入で年後半の挽回を狙う模様。
経済先行きが不透明な市場だけに、今後さらに苦戦を強いられるメーカーが出る可能性も有ることから、日系メーカーの底力が試される状況になりつつあるようです。
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