「TOYOTA C-HR Concept」は次期プリウスと同等の燃費が狙い?【フランクフルトショー2015】

一見では5ドアに思えない同コンセプトモデルは、「トヨタ・デザイン新世代のコンパクトクロスオーバーとして、ダイヤモンドをモチーフにした軽快さと力強さが大胆に融合したスタイリングを実現した」としています。

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同社によると、トヨタが「キーンルック」と呼ぶ、知的で明晰な印象を与えるトヨタ独自のフロントの表情がまず特徴。

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TOYOTAマークの立体的な強調と、ダイナミックなアンダープライオリティとの組み合わせで表現されるデザインのお約束と、その構成要素でもある「アンダープライオリティ(アンダーグリルを強調した独自のフロントデザイン)」などのトヨタ独自のデザイン表現にさらなる進化を与え、個性の演出が図られています。

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2014年9月に公開した同名のコンセプトカーから、より市販化に近づけたデザインスタディとして、ボディカラーを変更(含むブラックルーフ化)するとともに5ドア仕様にしているのも今回の最新コンセプトカーのトピックス。

なお、3ドア仕様で明らかにされたボディサイズは、全長4350×全幅1850×全高1500mmと、アウディQ3に近い大きさになっています。

次期プリウスとの共通点では、「エンジンの最大熱効率40%以上を追求し、モーター、電池などハイブリッドシステムのコンパクト化・軽量化を図り、一層の低燃費実現を目指す」そうですから、プリウス派生系クロスオーバーともいえるかもしれません。

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今回はコンセプトカーそのものといえるデザインですから、市販化は想像しにくいですが、「TOYOTA C-HR Concept」の市販を想定したモデルは、2016年3月開催のジュネーブモーターショーで公開を予定しているそうですから期待が高まります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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