フォルクスワーゲン初のPHV「ゴルフGTE」は急速充電未対応でも勝算アリ!?

ピュアEVのe-up! は万が一に備えて急速充電に対応するのは当然ですが、プラグインハイブリッドで急速充電を繰り返すのは、バッテリーへの負荷と、電気が「何から作られたものか」分からないため環境面からも賢いとはいえない、というのが欧州の考え方、スタンダードになっているそうです。

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EVやPHVは料金が安く、電気需要が集中しない夜間に充電し、昼間走らせるというのが理に適った使い方。

急速充電スポットにプラグインハイブリッド車が止まっていて、ピュアEVのユーザーが充電できないとピュアEVユーザーとしては納得できない、という声も理解できます。逆に少しでも電気だけで走りたいというPHVオーナーの気持ちもあるようです。

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ゴルフGTEは、フル充電時の「Eモード(モーター走行)」だけで最長で53.1km/hを走行でき、最高速は130km/h(欧州測定値)とのことで、まずはEモードだけで走れるところまで走り、バッテリーがなくなったら「チャージモード(自動または任意で選択可能)」で走ると、かなり長い距離を走行できるそう。

急速充電に対応しなくても走行していればバッテリーに充電されますから、燃費のいい1.4L TSI(直噴ターボ)で走りながら回生し、燃料消費を抑え、バッテリーが満たされればEV走行する、そんな使い方が可能なのがPHV、とくにゴルフGTEのセールスポイント。

ほかにも、最大トルク350Nmを誇る動力性能など魅力満載のゴルフGTEですが、ハイブリッド大国の日本でどれくらい存在感を示せるか注目です。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。