ミリ単位のこだわりが作った、新型ソリオのアッパレ!な室内空間

続いての魅力は低燃費性能と安定性の高い走りです。新型のプラットフォームは広い室内だけでなく、約100kgの軽量化によって高い走行性能と燃費性能に効果を発揮しています。

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まず、走行性能でいうと背の高いハイトワゴンにありがちな横揺れが非常に抑えられています。

低重心化されただけでなく、サスペンションの味付けも絶妙で、荒れた路面でも非常にフラットな乗り心地です。段差を乗り越える時でも衝撃を上手にいなし、しかも収束は速いので背の高いクルマでも安定感は抜群です。

さらに静粛性にも驚かされます。前席だけでなく、前席と後席との会話も非常に明瞭で、で運転するママとリアシートに座るお子さんの会話もハッキリと聞き取ることができるでしょう。

そして燃費性能は新開発の高熱効率の1.2LデュアルジェットエンジンとISGと呼ばれるモーター機能付発電機を組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載し、JC08モード燃費は27.8km/Lを実現しています。マイルドハイブリッド機能によってアイドリングストップ後の再始動も非常に静かで、低回転域からモーターのアシストによってスムーズに加速していきます。

最後は安全装備の充実です。横滑り防止装置は全車標準装備し、ハイブリッド車にはステレオカメラによって人やクルマを認知して衝突時の被害を軽減するデュアルカメラブレーキサポート(DCBS)装着車を設定しています。誤発進抑制機能をはじめ車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などドライバーをサポートしてくれる機能が満載です。さらに長距ドライブに便利なクルーズコントロールまで装備しています。

コンパクトカークラスで唯一無二の存在であるソリオがまた一歩ライバルを引き離した、アッパレなクルマに仕上がっています。余談ですが、TVCFが5人組のグループに変わったのは、ソリオが5人乗りの小型車であることをアピールするためだったそうです。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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