ミリ単位のこだわりが作った、新型ソリオのアッパレ!な室内空間

まず広く使い勝手の向上した室内空間です。新型ソリオはクルマの骨格に当たるプラットホームの一新と同時に、開発の方法も変えたそうです。

様々な開発チームが一緒に会議を重ねて主張するところ、譲りあるところを見つけ出すことで、限られたスペースをより有効に使えるようになったそうです。

先代ソリオとスペックで比べてみると、先代の全長3710mm×全幅1620mm×全高1765mmに対して、新型は全長は同じ3710mmですが、全幅が1625mmと5mm拡大し、全高は1745mmと20mm下がり、よりロー&ワイドとなりました。

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、室内のスペースは先代が室内長2115mm×室内幅1415mm×室内高1345mmに対して、新型が室内長が+400mmの2515mm、室内幅が+5mmの1420mm、室内高は+15mmと先代に比べて大幅に室内空間が拡大されています。実際にソリオに乗ってみて特に変化を感じたのは室内幅です。

数値上は5mmと非常に小さな数値ですが、20mm下がったヒップポイントとの相乗効果によって、これが実に広く感じます。そして、何と言ってもフロントシートの間の距離が+10mm拡大され150mmとなったことで、横幅のある私でも余裕でウォークスルーができました。本当にミリ単位の小さな積み重ねによってソリオの使い勝手の良さが実現されています。

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また、5:5の分割可倒式リアシートはアームレストが装備されるだけでなく、165mmのスライド量、そして最大56度のリクライニングが可能で、大型セダンに匹敵するニースペースと余裕のヘッドクリアランスを実現しています。

そしてリアシートがスライド、そして可倒することもあり、フラットなラゲージスペースは積載量に合わせて可変でき、26型の自転車なども積載可能な抜群の積載量を確保しています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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