トヨタ、HVエンジンの効率向上で次期プリウス「40km/L」超え?

昨年4月に「もっといいクルマづくり」を目指して社内組織に「ユニットセンター」を新設、エンジン、駆動、HVの各ユニットを商品企画から製造まで一貫して開発する体制基盤を確立したトヨタ自動車。

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(トヨタ自動車 パワートレーン共同開発棟)

「世界一の競争力を持つユニット開発と迅速な製品化実現を目指す」と意気込みをみせています。

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同社は、今後の更なる燃費向上には「一滴の燃料をいかに効率良く回転力に変えるか」が重要で、それにはエンジンの「熱効率」向上とドライブトレーンの「伝達効率」向上が有効としており、今後、従来型比で10%以上の燃費向上を目指すと共に、最大熱効率で世界トップレベルを達成する考え。

既にHV用エンジンではディーゼルエンジン並みの熱効率を達成しており、この技術を従来のガソリンエンジンに適用したのが先日「ラクティス」や「ヴィッツ」のマイナーチェンジで搭載した世界最高レベルの熱効率38%を誇る新開発1.3L(1NR-FKE)エンジン。

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燃焼改良ではタンブル流生成吸気ポートの採用や高圧縮比化(13.5)、大量クールドEGR、損失低減ではアトキンソンサイクルを採用すると共に電動可変バルブタイミング機構(VVT-iE)等の採用で約15%燃費を改善。

ヴィッツのマイチェンでは25.0km/L(JC08モード)を達成しています。

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またダイハツ工業と共同開発した1.0Lガソリンエンジン(1KR-FE)でも高圧縮比化(11.5)などの最新技術の投入で最大熱効率が37%に達しており、同エンジンを搭載したパッソでは約30%の燃費向上となる27.6km/Lを達成しています。

トヨタは「燃焼改良」と「損失低減」で熱効率を大幅に向上させた低燃費エンジンを2年以内にグローバルで14機種投入予定で、HV専用エンジンで培ってきた技術をベースに全てのクルマの環境性能をこれまで以上に高めていく考えと言います。

こうした背景から、2015年にフルモデルチェンジを予定している次期「プリウス」ではこれらの新たな技術をフィードバックすることにより、「40km/L」突破が確実視されているようです。

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Avanti Yasunori

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