イギリスに暴走族がいないワケは? F1女子がフォーミュラEの裏話を独占取材!?

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次に登場したのは、自民党モータースポーツ振行議員連盟・会長の古屋圭司氏。日本で実施する公道レースの意義、フォーミュラE招致に向けた動きについてお話してくれました。

「日本の自動車産業は世界一だけれど、モータースポーツはどうなのか。かつての自動車産業に戻したい。モータースポーツを盛り上げるには新たな法律があったほうが良い。10年前から考えているが、なかなか難しい。しかし現在ほぼ全党の了解を得ているので、この秋の国会で成立する予定。この法律は、自動車関連産業の育成・青少年の健全育成を目的としている。」

「イギリスには暴走族がいない。それはなぜか?イギリスではモータースポーツがとても盛んで、日本での野球の話題のようにモータースポーツの話題が豊富。バイクや車をおもいっきり運転したい、そんな若者たちがモータースポーツに没頭できる環境がイギリスにはある。日本でもそのような環境を作れば、暴走族はいなくなるのではないか。新しい法律は、このように青少年の健全育成に大きく関わってくる。」

 「日本での公道レースを行う事も大きな目標。全国にも公道レースをやりたいと思っている議員がいて、協議会を作りたいと思っている。フォーミュラEは騒音問題がないため、公道レースにむいている。公道レースを行う事によって、その地域の観光業も盛んになるのではないか。」

イギリスに暴走族がいないとは驚きです!確かに海外に行くと、日本に比べてモータースポーツの看板や雑誌、新聞を多く見かけます。モータースポーツの力で日本の情勢を変える。ぜひ、この法律が成立されればなと思います。

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続いて登場したのは、チームアグリ・プレジデントの鈴木亜久里氏とチームアグリ・チームプリンシパルのマーク・プレストン氏。1stシーズンを振り返って、2ndシーズンに向けた豊富・展望をお話してくれました。

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 「1stシーズンはエキサイティングなシーズンだった。夢から始まったフォーミュラE。第4戦のブエノスアイレスGPでの優勝が一番嬉しかった。シーズンが終わり、よし!やった!できた!と感じている。」

「2ndシーズンもとても楽しみにしている。昨シーズン走ったトラックに加えて、新しいトラックもあり両方とも楽しみだ。8月25日にテストが終わる。新しい戦略もあるので、皆さんにお披露目できるだろう。」

アロウズ、マクラーレン、スーパーアグリと、F1のエンジニアとして長く活躍し、大きなな実績を収めてきたマークさん。マークさんの「フォーミュラEやろうよ!」の一言で、亜久里さんはフォーミュラEへの参戦を決意したそうです。夢を追い続けるマークさんはとても素敵でした!

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 「マークさんに声をかけられ、どれだけできるか分からないけれど一緒に頑張ろうか!という感じで始まった1stシーズン。2ndシーズンからは質の高いレースが見られると思う。他のチームに負けないよう、頑張りたい。」

2ndシーズン、どのような走りになるのか今から楽しみですよね。亜久里さんのフォーミュラEに対する熱い思いが伝わってきました。これからの活躍に期待したいです。そして、いつかチャンピオンを取ってほしいと心から思いました。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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