FCVの「走り」をトヨタ・ミライがWRCで披露!

トヨタ自動車が昨年12月に発売したFCV(燃料電池車)「ミライ」。

同車が21日、WRC(世界ラリー選手権)第9戦、「ラリー・ドイツ」で最初にスタートを切る「ファーストカー」役を果たしました。

TOYOTA_MIRAI_WRC(出展 WRC)

ドライバーは自動車評論家でお馴染みの国沢光宏氏。

車両は同氏が所有するミライにロールケージやバケットシートを組込んだもので、ブレーキパッド強化やラリータイヤの装着など、変更部位は必要最小限となっています。

燃料電池を含めてパワートレインにも変更が加えられていませんが、そこは海外でのラリー経験が豊富な同氏だけに、下りのスピードがのるシーンでは相当に気合の入った走りを披露できたようです。

TOYOTA_MIRAI_WRC(出展 WRC)

ちなみに水素充填は現地で調達したリンデ社の移動式水素充填車を活用した模様。

トヨタ「ミライ」は今年の9月から水素ステーションが設置されているイギリス、デンマーク、ドイツの3カ国で販売が開始される予定で、今回のWRC出走は前宣伝としての効果が期待できそうです。

■WRC Webサイト
http://www.wrc.com/en/wrc/news/august%20/mirai-stage-opener/page/2724–12-12-.html

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Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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