やっぱりF1って最高!2歳娘は鈴鹿サーキットパークで大はしゃぎ【F1女子日本GP観戦記〜サーキット編〜】

■3年振りのF1日本GPは親子3世代で観戦

楽しかったF1日本GP(10月7日~9日)から早いもので、もう1ヵ月が経ってしまいましたね。私はまだまだF1ロス中。写真や動画を見返して思い出に浸る毎日です。

2006年から家族の恒例行事となっていた、F1現地観戦。いつか子どもができたら3世代で行きたいなぁ…と憧れていました。そんな私の願いが、ついに実現したのです!

F1日本GP
近鉄名古屋駅はF1仕様に。この時点でテンション上がりまくりです(2022年F1日本GP)

「2歳児を連れてのF1観戦はどうなんだろう。娘も楽しめるかな?」と、行くまでは不安でいっぱいでしたが、思いっきり楽しむことができ、母も私も娘も大満足♪

木曜日、金曜日のみの観戦記となりますが、最後までご覧頂けると嬉しいです(サーキットホテル編はこちらをチェック)。

●コロナ禍でガラリと変わった木曜日

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閑散としていたGPスクエア(2022年F1日本GP)

グランプリウィークで1番好きな木曜日。ピットウォークでマシンを近くで見れたり、コースウォークしているドライバーに会うことができたり、抽選に当たればサイン会に参加できるという(外れてもグランドスタンドから見ることができました)、ドライバー好きの私にとっては最高の1日でした。

しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、木曜日のイベントは全てなく、いつも賑わっているGPスクエアのグッズ売り場も設営中で入ることができません。なんか寂しい…。

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角田裕毅選手のパネルとドライバーの旗(2022年F1日本GP)

でも、鈴鹿サーキットにいるだけで幸せなんですよね。メインゲートからGPスクエアへ向かう道中には、角田裕毅選手(アルファタウリ)のヒストリーパネルやドライバーの旗が飾られており、歩いているだけでテンション上がりまくり!

さらに、GPエントランスに到着すると、オープニング映像と共に流れる「Formula 1 Theme」が流れているではないですかっ! 感動のあまり、しばらくその場から動けませんでした。あぁ、やっと鈴鹿にF1が帰ってきたんだなぁって。

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レッドブル、フェラーリ時代が懐かしい〜(2022年F1日本GP)

GPエントランスを抜けると、今シーズンでF1を引退するセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の巨大パネルが! ベッテルファンの母は大興奮で、それぞれの写真の前で手作り応援フラッグを広げて記念撮影をしていました。

木曜日はグランドスタンドに自由に入れたので、娘がお昼寝をしている隙に行ってみることに。すると、そこには見たくて見たくてたまらなかった大好きな景色が広がっていました。この匂い、音を感じたかったのよ〜(涙)。

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メカニックさん達がF1マシンをセッティングしている姿もたまりません(2022年F1日本GP)

イベントがないにもかかわらず、グランドスタンドにはたくさんのファンが座っており、みんな日本GPを待ち望んでいたのですね。日本GPで仲良くなったF1仲間に久しぶりに会えたのも嬉しかったです。

とはいえ、2歳児と一緒だとF1モードに浸れるわけでもなく。1日のほとんどを鈴鹿サーキットパークで過ごすことになりました。

●大人も本気になっちゃう、本格操縦アトラクションが楽しい!

木曜日からF1観戦券があれば、鈴鹿サーキットパークのアトラクションは乗り放題。これは本当に助かりました。娘がお気に入りだった、音楽のリズムに合わせてぐるぐる回るプッチパレードは2回乗ったのですが、F1観戦券を持っていたので気兼ねなく乗ることができました。

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娘がお気に入りだったプッチパレード(2022年F1日本GP)

可愛いぶんぶんバチなど、小さな子どもが喜びそうなアトラクションが多数ある中で娘がチョイスしたのは、クルマや電車、飛行機にバルーンとリアルな物ばかり。う〜む、血は争えないものですね(笑)。今年はまだF1にあまり興味を示しませんでしたが、いつか好きになってくれたら嬉しいなぁ。

モビリティ文化の原点なだけあって、鈴鹿サーキットパークにあるアトラクションは実際に操縦できるものばかりでした。

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チクタクトレイン(2022年F1日本GP)

電車の運転手になれるチクタクトレインは、指定通りの時間でゴールできるようスピード調整しながら進むのですが、これがなかなか難しくて。真剣にやりすぎて、周りの景色を楽しむ余裕がなかったくらいです(娘は汽笛担当)。残念ながら時間通りにゴールできず悔しい思いをしたので、来年のF1日本GPで絶対リベンジしますっ!

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夢中になって遊んでいた滑り台(2022年F1日本GP)

遊具スペースがあったのも、ありがたかったです。娘はコチラのプッチタウンにある滑り台が楽しかったようで、長時間遊んでいました。「そろそろ行くよ〜」と声をかけても完全無視。最後は抱っこでその場から無理矢理離したので、案の定思いっきり泣かれましたが、それくらい夢中になっていたということですね。

遊具スペースには転んでも大丈夫なようゴムチップが敷かれていたので、安心して遊ばすことができたのもGoodポイントでした。

キャラクターが大好きな我が娘。漫画家の手塚治虫さんによって生み出された鈴鹿サーキットのキャラクター、コチラファミリーにもハマったようです。中でもお気に入りなのが、可愛い女の子の宇宙恐竜、チララ。ぬいぐるみにシール、バックと、お土産はチララ一色になりました。

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チララのぬいぐるみを持ってコチラファミリーと記念撮影(2022年F1日本GP)

そうそう、パーク内を歩いていたらコチラファミリーのバットに遭遇しましたよ! 娘は大喜びで走って行き、一緒に写真を撮ってもらいました(F1ドライバーに会った時より興奮していたような…)。

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ハロウィン衣装のバット、可愛かったなぁ(2022年F1日本GP)

キャラクターに実際に会えるというのも、子どもたちにとっては嬉しいことですよね。残念ながらチララに遭遇することはできませんでしたが、次回のお楽しみということで♪

私の趣味に付き合わすの悪いなぁと、どこか罪悪感があったのですが、いざ行ってみると普段できない体験ができてめちゃくちゃ楽しそう!

子どもも思いっきり楽しめて、大人も大好きなF1が見れる。まさにwin-winですよね。娘のサーキットデビューを鈴鹿サーキットにして本当に良かったです。

●見るのは大変だけど、ウェットコンディションのF1も良き

予報通り、朝から雨だった金曜日。帰宅ラッシュにあわないよう、この日は12:00~のフリー走行1を少しだけ見て帰る予定でした。「せっかくだから早起きして少しでも長くサーキットにいたい」と意気込んでいたのですが、朝から娘がグズグズモードで、結局サーキットに着いたのは11:00。予定通りにいかないのも、子連れあるあるですかね(汗)。

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来シーズンからアストンマーティンに移籍するフェルナンド・アロンソと。まだまだ私たちを楽しませてくれそうですよね(2022年F1日本GP)

メインゲートから入場すると、ウェルカムひろばで全ドライバーのパネルがお出迎えしてくれている~! 角田裕毅選手(アルファタウリ)、ベッテル、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が特に人気で列ができるほどでした。

それにしても、まだ金曜日だというのに例年以上に人が多くてびっくりしました。タクシーの運転手さんが、金曜日からこれだけ人が出ているのは珍しいと驚いていたのにも納得です。

私もドライバーパネルと写真を撮り、「さぁ、フリー走行見に行くぞっ」と意気込んだものの、娘の指差す方向はプッチパレード。いや、それ昨日乗ったよ。雨降っているし…。

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雨の中、ルンルンバルーンを操縦する娘(2022年F1日本GP)

雨に濡れて風邪をひかれてはこまるので、前日も楽しそうに乗っていた熱気球型モノレールライド、ルンルンバルーンに乗ることにしました。屋根があるので濡れる心配もなく、娘もご機嫌になったので一安心です。

ルンルンバルーン、最後にタスクゲームエリアがあり、地上観察カメラを使って、ターゲットの真ん中をめがけてボールを発射させるのですが、これも難しくて。成功した方、いらっしゃいますか? ぜひ秘訣を教えてください。

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時間の都合上、遠くから見ることしかできませんでしたが、それでも痺れました!(2022年F1日本GP)

気を取り直して、念願のフリー走行を見にサーキットへ! 雨のセッションだったので全開走行ではありませんでしたが(それでも速く感じました)、3年振りに見るF1は最高にかっこよかったです。水しぶきを上げながら走る姿も、たまらないんですよね。

時間を確認するのも忘れるほど夢中になって見ていると、母から「さぁ、帰るよ」とお声が。そうだった。セッションが終わる前にサーキットを出なくては。来年は大好きなスタートシーンが見られたら良いなぁ。

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RAYBRIG NSX-GT(2022年F1日本GP)

個人的に嬉しかったのが、HondaブースにあったRAYBRIG NSX-GT。2018年に山本尚貴選手とジェンソン・バトンがGT500クラスのシリーズチャンピオンを獲得したマシンです。

本来であれば「-HRC Reborn 40th ANNIVERSARY-」でこのRAYBRIG NSX-GTが走行するはずでしたが、雨のため中止になってしまいました。そもそもサーキットへの到着が遅れてしまったので、走行したとしても間に合わなかったかもですが(汗)、楽しみにしていたので残念。でも、展示してあるマシンを見て、大好きなバトンを応援するべく南は大分県・オートポリス、北は宮城県・SUGOと、様々なサーキットに行ったことを思い出して幸せな気持ちになりました。

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来年もまた日本GPへ行けますように!(2022年F1日本GP)

娘が産まれ、今までとは180度違う観戦スタイルとなった、F1日本GP。鈴鹿サーキットパークの思い出のほうが多くなってしまいましたが、娘が楽しそうにしてくれていたのが何よりも嬉しかったです。

来年は3歳になるので、乗れるアトラクションも増えてさらに楽しくなりそう! F1のことも少しは分ってきてくれるかな? 2023年のF1日本GP現地観戦を原動力に、日々の育児頑張るぞ~♪

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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