新型シエンタが先代の面影がないほど大きく変わったのも、12年の月日を考えれば納得できるものの、日本車ならではの劇的な変化であるともいえます。
そうなると気になるのが市場の反応ですが、7月9日からの約1カ月、8月9日での受注台数は約4万9000台と、非常に好調といえる立ち上がりになっています。
約4万9000台の内訳は、ガソリン車が約2万4500台、ハイブリッド車が約2万4500台と驚くことに!? イーブン。「ハイブリッドが売れる日本」というイメージからすると、ガソリン車が健闘しています。
個人的には、燃費を考えても「ガソリン車で十分というか、素直で走りもいい」と思っていましたから、現在検討中の方で、ハイブリッドが気になる方でもガソリン車の試乗(試乗車があれば)もオススメします。
主な好評点は、
・様々なライフスタイルに応える、「Active & Fun」で機能的な内外装デザイン
・取り回しのしやすいコンパクトなボディながら、低床フラットフロアによる高効率パッケージがもたらす、広々室内空間と優れた乗降性
・新たに搭載したハイブリッドシステムによる、27.2km/Lのミニバントップレベルの低燃費。ガソリン車(2WD車)は1.5L新エンジン搭載による、20.6km/Lの優れた環境性能
・衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の設定による高い安全性能
とのこと。
スニーカーやスポーツバッグをイメージし、最近のアウトドアウェアやギアを彷彿とさせるカラフルなカラーリングを含めてデザインが好評なうえ、パッケージングや燃費の良さなどが売れている理由のようです。
■「MADE IN TOHOKU」のプライドが込められた新型シエンタ
https://clicccar.com/2015/08/05/320234/
■新型シエンタとホンダ・フリードのサイズを比べてみると?
https://clicccar.com/2015/07/09/316870/
■新型シエンタ・ハイブリッドとガソリンどちらがオススメ?
https://clicccar.com/2015/07/09/317001/
(文/写真 塚田勝弘)