SUPER GTも6月20日のタイラウンドを終了して、前半戦とも言える3戦が終わりました。
8月は9日に富士300km、30日に鈴鹿1000km、そして9月以降は毎月1戦づつで11月までと、残り5戦がかなりタイトなスケジュールで繰り広げられることとなり、チームもドライバーも気が抜けないこととなりそうです。
そうしたタイトなスケジュールのこの先の5戦を予想してみるためにも、これまでの3戦、特にGT300クラスを振り返って見ましょう。
開幕戦の岡山300km。一言で言えば天候が勝敗を決したといえるレースでした。ドライ路面で行われた予選ではコースレコード合戦の末に#10 GAINER TANAX GT-Rがポールポジション獲得。日産GT-R NISMO GT3のあまりの速さには度肝を抜かれた印象です。
しかし決勝は、スタートこそ雨があがりスリックタイヤを選択するチームがいる中、堅実に正確にタイヤチョイスをしていった#31TOYOTA PRIUS apr GTがブッチギリの速さを見せていきます。
同一周回で追いかけるのは#55ARTA CR-Z GTの一台のみ。それでもPRIUSとの大差は42秒以上と大差をつけられてしまいます。
岡山で同一周回を戦ったこの2台には、ハイブリッド、ミッドシップ、ブリヂストンという大きな共通点があります。SUPER GTのGT300クラスは特徴的に、雨の日はエンジン搭載位置がドライバーよりも後ろにあるマシンが強い傾向にあり、その特徴が岡山戦では顕著といえました。3位、4位がアウディR8、5位にやっとFRのグッドスマイル 初音ミク SLSが入るという状況でした。
雨はブリヂストンが速いのか?という話題も1、2位の2台がブリヂストンというところで強調された感があります。