宮田莉朋選手2連勝!FIA-F4最年少優勝と最年少連勝の記録が塗り変わる【SUPER GT2016】

毎戦がSUPER GTと併催で行われるFIA-F4日本選手権。その第5戦と9、10戦が8月6〜7日のSUPER GT富士戦の中で行われました。

変則的に第5戦が組まれているのは中止となったオートポリスでの第5戦、第6戦の代替としてとなります。なお、第6戦は11月12日のツインリンクもてぎとなっています。

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6日に開催された予選はベストタイムが第5戦、セカンドタイムが第9戦のものとなり、第5戦が宮田莉朋選手、第9戦は小高一斗選手がポールポジション。FTRSスカラシップチームがポールを分け合うカタチとなりました。なお第10戦のスターティンググリッドは第5戦のベストタイムから算出されることになる変則ルール。

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この第5戦、第9戦を見事優勝、そして連勝で飾ったのが 1999年8月10日生まれの宮田莉朋選手。17歳を4日後に控えた16歳での優勝及び連勝は最年少。

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波乱の多い、というよりも波乱だらけのFIA-F4ですが、宮田莉朋選手はその波乱をうまくかいくぐって速さとともに上手さを身に着けた驚異的な16歳(執筆現在は17歳)といえるでしょう。

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5月の富士戦で小高選手がたてた最年少記録を塗り替え、現在FIA-F4のドライバーランキングでは首位となっています。

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ランキングでは追うカタチとなってしまった小高選手、第10戦ではトップチェッカーを受けるも、セイフティーカー中の追い越しがあったとされてペナルティ加算で16位まで順位を下げてしまうことに。

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その波乱の第10戦を制したのは平木湧也選手。昨年8月の富士戦以来1年ぶりの表彰台が暫定2位、正式結果は優勝となりました。

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そして第10戦でポールポジションとなっていた篠原拓朗選手も最終的に2位となり、第9戦の3位に続いてFIA-F4参戦以来の最高位更新となりました。

この熱いヤングファイトがたまらなく面白いFIA-F4.次戦は8月27、28日、SUPER GT鈴鹿1000kmと併催で行われます。SUPER GTを観戦予定の方はFIA-F4もぜひチェックしてください。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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