VWが7月17日に発表した今年上半期(1-6月)の世界販売台数は前年同期比‐0.5%減となる504万台。
欧州市場が211万台(+4%)と好調な一方で、販売台数の多くを占める中国(‐4%減)を含むアジア太平洋市場が194万台(‐3%)と伸び悩んでおり、加えて南米が30万台(-23%)、ロシアが8万台(-40%)と、新興市場で販売に陰りがみられます。
月次でも4月(-1.3%)、5月(-2.6%)、6月(-4.3%)と前年同月比で販売減少が拡大しており、主力の乗用車販売が伸び悩んでいる模様。
日本の輸入車市場でも同様で、今年に入って首位の座をメルセデスベンツに奪われ、6月までの上半期の販売台数が前年同期比で-16.5%と大きく落ち込んでおり、首位と3,000台以上の差が付いています。
CMの「ゴキゲン♪ワーゲン」とはいかないようですが、7月16日に発売した新型「パサート」や21日に発売した「ゴルフ オールトラック」で巻き返したいところ。
対するメルセデスベンツも今後好調なCクラスにディーゼルやPHVモデルを追加投入するようで、世界販売におけるトヨタとの競争と共に、両社の攻防戦についても注目されます。
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