ホンダのラインナップの大きな変化と言えば、もちろん「N-BOX」を筆頭とした軽自動車の拡充です。そんな軽自動車の中からイチオシの2車種をご紹介いたします。
N-BOX スラッシュ
圧倒的なスペースユーティリティを実現したことで軽自動車ブームに火を付けたことで有名な「N-BOX」。その後「Nシリーズ」として、様々なモデルがラインナップされ順調にシェアを増やしていきました。そんな「Nシリーズ」に昨年末に新たに加わったのが「N-BOXスラッシュ」です。
まず目を引くのが、そのルックス。ボックス型ボディのルーフにあえて傾斜を付けたり、リヤドアもスライドドアではなくヒンジ式とするほか、ドアハンドルを目立たないように処理するなど、実用的な性格が強い軽自動車の中でも屈指のスタイリッシュさを演出。
ただ、「N-BOXスラッシュ」の最大の見所はオーディオです。
8つのスピーカーに加えて、1つのサブウーファーを搭載した「サウンドマッピングシステム」を一部グレードに設定。ボディの各所に防音材をふんだんに使ったことで静粛性を高めたボディと相まって、運転中でもお気に入りの音楽を存分に楽しませてくれます。
S660
実用的なモデルのラインナップが目立つ中で、その実用性を完全に割り切った異色のモデルがデビューしました。それが、この「S660」。
軽自動車としては珍しく、エンジンやトランスミッションなどの重量物を車体の中央寄りに配置するミッドシップレイアウトを採用。前後左右のバランスに優れており、ステアリングを切った方向に素直に曲がっていく爽快感は本格派スポーツカーならではの味わいがあります。
また、軽自動車としては初となる6速MTは、操作性やフィーリングにもこだわったという逸品。搭載されるエンジンは、公道でもフルに性能を発揮できる代物なので、6速MTを駆使しての走りを一度味わうと病みつきになること間違いなし。
(今 総一郎)