スカイラインに搭載されているLDP(車線逸脱防止支援システム)、BSI(後側方衝突防止支援システム)とは?

LDP(車線逸脱防止支援システム)は、フロントウインドウ上部に設置されたカメラが白線を検知し、車線からの相対距離を測定し、逸脱する可能性があると警告音とディスプレイ表示で注意を促します。

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それでもはみ出してしまった場合は、駆動力とブレーキ制御を行うことで車線内に戻す、もしくは戻す操作をサポートするもの。

こうした技術は横滑り防止装置を応用、発展させたもので、制御によりクルマの姿勢を保つ、もしくは補正しようという考えから生まれています。

どれくらい制御(介入)するかは各社により考えが異なりますが、高速道路などで車線を維持するという目的ではスカイラインに搭載されているLDPに大きな不満はありませんが、メルセデスのようにグイグイ介入してくるフィーリングとも違います。

輸入車だけでなく国産車でも珍しくなくなってきた、BSI(後側方衝突防止支援システム)は、リヤバンパーに設置されたレーダーセンサーが後側方から接近する車両を検知。

自車両側の検知範囲(自車のドアミラーからリヤバンパーの後方約3mと横方向約3mの範囲)に車両を検知すると、検知した側のドアミラー付近にある表示灯が点灯します。

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車両を検知すると、検知した側のドアミラー付近にある表示灯が点灯。それでも車線変更をしたり、車線を逸脱したりすると、警報音が鳴るとともにドアミラー付近にある表示灯が点滅。

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スカイラインのBSI(後側方衝突防止支援システム)は、警告音や点滅だけでなく、ステアリングも制御し、車線中央へ戻す補助機能も備わっています。

今回取り上げた、LDP(車線逸脱防止支援システム)、BSI(後側方衝突防止支援システム)も主に高速道路などでの巡航時にドライバーをあくまで「サポート」するもので、同機能に頼りすぎるのは危険ですが(どのメーカーも現時点では100%作動するものではありません)、あると助かるのも確かです。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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