価格・燃費・サイズ…ホンダ・シャトルをライバルと数字で比較

2015shuttle_ceremony4546

●シャトル・カローラフィールダー・ウイングロード主要スペック
※いずれもベーシックグレード・FF・CVTにて比較

  シャトルG カローラフィールダー1.5X ウイングロード15S
全長(mm)  4400  4400  4440
全幅(mm)  1695   1695   1695 
全高(mm)  1545   1475   1505 
車両重量(kg)  1130   1140   1200 
エンジン排気量(cc)  1496   1496   1498 
最高出力(kW/rpm)  97/6600   80/6000   80/6000 
最大トルク(Nm/rpm)  155/4600   136/4400   148/4400 
JC08モード燃費(km/L)  21.8   23.0   17.2 
メーカー希望小売価格  169万円   174万3709円  176万400円 

こうして並べてみると、3台の中では唯一、直噴エンジンを搭載するシャトルのエンジンパフォーマンスが抜きん出いているのが実感できます。

燃費については、2015年3月のマイナーチェンジにより新開発アトキンソンサイクルエンジンを搭載したカローラフィールダーがリードしますが、シャトルの燃費性能もフィールダーに迫るもので、たしかに環境性能と走りのバランスをとっていることが実感できます。なお、ウイングロードについては、重量による測定区分が異なり、単純比較できない面もあるので注意が必要です。

そして、170万円を切った価格設定が、なんといってもシャトルのアドバンテージとなっています。

ただし、カローラフィールダーには5速MT(162万5891円)を設定することで、3ペダル派や価格重視派にアピール、ライバルと差別化しています。

なお、ウイングロードはFF・CVTのみのラインナップとなっています。

ブランニューモデル「シャトル」は、ガソリンエンジン車においても存在感をアピールすることができるのでしょうか。市場の反応が気になるといえそうです。

■関連記事

ホンダ・シャトル、燃費クラストップのリッター34.0km、価格169万円から登場!
https://clicccar.com/2015/05/15/307456/

新型トヨタ・カローラは新開発1.5Lガソリンエンジンで23.4km/L
https://clicccar.com/2015/03/31/300903/

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる