特許申請中! 新型NSXを生み出す特別な作り方

ホンダのフラッグシップスポーツ「NSX」の生産は、アメリカ・オハイオ州にある「PMC(パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター)」にて行なわれています。

2016年4月下旬からの量産開始を前に、その生産ラインが公開されています。

PMC_assembly

100%ロボット化された溶接工程によって生み出されるアルミとハイテンなどのハイブリッド・スペースフレームに、熟練工が14時間をかけてインテリアやエンジン、サスペンション、ハイブリッドシステムなどを組み込んでいくという新型NSX(北米ではアキュラ・ブランドで販売)。

ミッドシップに縦置きされる3.5リッターV6ツインターボエンジンは、同じくオハイオ州にあるアンナ工場において、1基につき6時間以上をかけてエキスパートが組み上げ、ベンチテストを課すなど、フラッグシップ&スーパースポーツにふさわしい丁寧な生産工程となっているといいます。

ボディ塗装は、11層のペイントを磨き上げたもので、NSXにふさわしいワールドクラスの仕上げになっていることが期待できるものです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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