【レッドブル・エアレース千葉】エアレース飛行機の秘密──エアレースの楽しみ方・その2

CORVUS RACER 540

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全長:6.57 m 翼長:7.4 m
ロールレート:440°/sec
クライムレート:1.3107 km/min
最高速度:444km/h (240kts)
最大G:+12G/-10G
主翼:カーボンファイバー製対称翼
搭乗パイロット:ベネゼイ

Corvus Aircraft Ltdでピーター・ベネゼイ専用機として開発されたCorvus Racer 540は、比較的新しい機体です。

2010年に専用機として生まれましたが、EDGE 540V2を使用するチームからも注目されています。クロームモリブデン鋼製チューブを使用した機体は「高性能ロケット」と言われ、主翼、尾翼、胴体カバーには、カーボンファイバーを主成分とする高強度を誇る複合材が使用されています。

Nijel2014

F1マシンほどの開発速度はないですが、正に「進化を続ける空力マシン」であるエアレーサー。千葉大会より室谷選手がEDGE 540V3に乗り換え、最新のチューニングを施しました。室谷選手自身が「V3.5」と呼ぶこのマシン、母国での活躍が期待されています。

photo:Predrag Vuckovic/Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool
text:川崎BASE