【ギョーカイ先走り08】次期プリウスは走りに注目

 トヨタの次世代プラットフォームが注目を集めています。その発端は発表されたTNGAというアーキテクチャー。トヨタがこれから生み出すクルマを、そのモノ作りから変革するコンセプトから作り直すことに発表したのです。生産ラインから大幅な改修を行うということなので、モノ作りの根本から、全くやり直すことになります。

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 新しいトヨタ車のベンチマークとするのは、低重心や高剛性、軽量やコンパクトといった、最新のクルマ作りのテクノロジーです。おそらく豊田章男社長が直接指示を出して、開発が進んでいるような気がします。それはまるで、トヨタ86のようなコンセプトだからです。
しかしスポーツカーが持つアドバンテージは、どんなクルマにも当てはまるのです。それはスポーツカーこそがクルマの原点であり、トヨタが86開発の中で学んだノウハウを広く乗用車へと広めていくことになるわけです。それによってトヨタのクルマは一新され、大きくブラインドイメージを変えることができるでしょう。