価格5.4億円! HondaJet(ホンダジェット)が他社に優れる3つの特徴

そしてなんといってもすごいのは、機体だけでなくエンジンも自社開発っていうところですね。

機体とエンジンって、ふつう同じメーカーは作らないんですよ。F1だってそうでしょ? 長年両方作ってるのなんてフェラーリくらい。ボディ(シャシー)とエンジンは、ノウハウがぜんぜんちがうから、コンストラクターがちがうのがふつうなんです。

HONDAJet_11

そのボディとエンジンを両方作っちゃったという点で、ホンダはたいしたもんです。ホンダはたしかに4輪車、2輪車、農機具、発電機などいろいろなエンジンを作ってますが、それはほとんどレシプロエンジン。これはジェットエンジンですからね。

このあとホンダジェットは、4月25日の仙台を皮切りに、日本各地で一般公開を行います(残念ながらもう応募は終了しています)。そしてそのあとは、欧州などで航空機ショーに参加したり、展示されたりするそうです。

それにしても、ナマで見る実機は、全長が短いにもかかわらず、なかなかシャープで、スタイリッシュでした。日本の環境では、お金持ちになったとしても、あまり必要ではないかもしれませんが、これから世界各地でエグゼクティブを乗せたホンダジェットが飛ぶことになっていくのでしょう。ちなみに聞いた話では、お値段は450万ドル(およそ5億4000万円)くらいだそうです。

(まめ蔵)

 

 

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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