SUPER GT開幕。新体制のスバルBRZ GTは初戦完走!【SUPER GT 2015】

015

雨は激しさを増すかと思えば弱まり始め、そしてまた激しさを増します。レインタイヤといえども、この天候の変化はかなり厳しい。タイヤのライフを大きく削っていきます。

014

しかし井口選手はGT300クラスでは2番時計の1分34秒806というベストラップを叩き出し、順位を取り戻していくのです。そしてチェッカーでは17位まで順位を戻していました。

016

今回の開幕戦で山内選手は「悪いところは全部出し切った」と語り、井口選手も「これだけ難しい状況のなかでリタイアせずに走り切れたことなど、ポジティブな面もあったのではと思います」と語っています。

レースでは結果が全てではありますが、SUPER GTはこの1戦だけでは終わりません。SUBARU BRZ GT300は、残る7戦を戦い抜くための貴重な経験を得た、と言い換えることもできます。勝つためにチャレンジを続ける姿勢をSUBARU BRZ GT300はこれからも持ち続けてくれることでしょう。

次戦は5月2日(土)・3日(日・祝)に静岡県の富士スピードウェイで行われる「FUJI GT 500km RACE」。シェイクダウンから走りこんでいる富士でSUBARU BRZ GT300はどんなレースを見せてくれるのでしょうか。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる