ドライバーは二人、左から昨年はゼッケン10番のGAINER Rn-SPORTS SLSをドライブし、鈴鹿1000kmで最高位4位となった山内英輝選手。そして昨年から引き続きの井口卓人選手(右)。昨年は8月に豪雨の富士を優勝しシリーズチャンピオンに絡んだことは記憶に新しいことと思います。
井口選手は前週に開催されたスーパー耐久のサポートレース、Gazoo Racing 86/BRZレースでのクラッシュでドクターヘリに運ばれるというアクシデントがあったにも関わらず、岡山では元気な姿を見せてくれました。
4月4日に行われた予選。Q1にドライブしたのは昨年1年間BRZを乗ってきた井口選手。しかしなかなかタイムが伸びず1分28秒606で19位となり、Q2進出にはなりませんでした。
ただし、どうやらこのタイムはチームとしては織り込み済みであったような感じがあります。なぜなら、フリー走行の感触から、予選を決勝セッティングで臨んだというのです。SUPER GT開幕戦の岡山は300kmというセミ耐久フォーマット。一発の速さが無理でも決勝セッティングでのデータ収集を進めた方がいいということなのでしょうか。
見た目は昨年モデルに似ていますが、中身は全く新規のブランニュー。開発途上と言ってもいいかもしれませんが、決勝レースでの成績に全てをかける意気込みは伝わってきます。