4月5日の決勝。天候は雨が降ったり止んだりという状況で、同じダンロップで昨年のチームチャンピオンのGAINER TANAX SLSはスリックを選択するなど、タイヤ選択に苦慮しているチームが多い中、SUBARU BRZ GT300はスリックタイヤを選択しました。
当初深溝レインでグリッドに並んだSUBARU BRZ GT300。しかしグッドウォーク中に浅溝レインに変更します。そしてフォーメーションラップ直前にグリッド上でまたもやタイヤチェンジ。積極的に勝ちを狙ってのスリックタイヤの選択。雨がすぐ止むのか、降り続けるのか。この選択が序盤戦を大きく左右します。
今回の開幕戦である岡山では、フォーメーションラップを白バイ隊とパトカーが先導します。そしてこれらとセーフティーカーがピットインしていよいよスタート。スリックタイヤは功を奏したのでしょうか。
信じられないことに、雨は勢いを増します。スリックのSUBARU BRZ GT300はズルズルと順位を落とします。11周頃にはなんと24位まで後退。しかしこのままルーティーンのピットインまで走り続ける作戦。スタートドライバーの山内選手を信頼しきっての作戦ともいえます。
順位は下げたものの、無事にスティントを走りきった山内選手から、井口選手にドライバーチェンジ。賭けに出て下げた順位を、正攻法のレインタイヤで挽回すべく快進撃のスタートか?