SUPER GT開幕。新体制のスバルBRZ GTは初戦完走!【SUPER GT 2015】

011 

4月5日の決勝。天候は雨が降ったり止んだりという状況で、同じダンロップで昨年のチームチャンピオンのGAINER TANAX SLSはスリックを選択するなど、タイヤ選択に苦慮しているチームが多い中、SUBARU BRZ GT300はスリックタイヤを選択しました。

当初深溝レインでグリッドに並んだSUBARU BRZ GT300。しかしグッドウォーク中に浅溝レインに変更します。そしてフォーメーションラップ直前にグリッド上でまたもやタイヤチェンジ。積極的に勝ちを狙ってのスリックタイヤの選択。雨がすぐ止むのか、降り続けるのか。この選択が序盤戦を大きく左右します。

009 010

今回の開幕戦である岡山では、フォーメーションラップを白バイ隊とパトカーが先導します。そしてこれらとセーフティーカーがピットインしていよいよスタート。スリックタイヤは功を奏したのでしょうか。

013

信じられないことに、雨は勢いを増します。スリックのSUBARU BRZ GT300はズルズルと順位を落とします。11周頃にはなんと24位まで後退。しかしこのままルーティーンのピットインまで走り続ける作戦。スタートドライバーの山内選手を信頼しきっての作戦ともいえます。

012

順位は下げたものの、無事にスティントを走りきった山内選手から、井口選手にドライバーチェンジ。賭けに出て下げた順位を、正攻法のレインタイヤで挽回すべく快進撃のスタートか?

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる