デミオとどう違う?マツダCX-3の気になる使い勝手

CX-3のボディサイズは、全長4275×全幅1765×全高1550mmで、最低地上高は160mm、最小回転半径は5.3m。1800mm幅の制限のある駐車場はもちろん、1550mm制限のある機械式立体駐車場などにも入庫できます。

CX3_129

最低地上高はSUVとしては低めですが、都市型SUVとして全高を抑えることが狙いと考えると理解できますし、全グレードに4WDも設定していますから、雪国でも十分に使えると思われます。

なお、デミオは全長4060×全幅1695×全高1500mmで、CX-3よりもひと回り小さいですが、室内寸法はCX-3が長さ1810×幅1435×高さ1210mm、デミオは1805×1445×1210mmで大差ありません。

CX3_083

実際に座ってみても室内の広さは、Bセグメントのコンパクトハッチ並なのが分かります。前席と後席で会話がしやすいように、前席を少しドア寄り(外側)に配置し、後席を少し中央寄りにし、さらに前席よりも37mm高めに設定されています。

CX3_017CX3_015

デミオとの違いは、CX-3の方がフロアとシート高が高い点で、見晴らしがよく、乗降性ももぐり込むような姿勢にならない点がポイント。

大きくなった分は、伸びやかなボンネットフードに費やされている印象ですが、荷室容量は天地方向に伸びた分もあってデミオの280Lよりも大きい350L(通常時/VDA)となっています。

CX3_021CX3_120

さらに、後席の背もたれを倒せばほぼフラットのまま拡大できますから、デミオよりも大きな荷物を積みやすい利点もあるはずですが、じつは荷室の開口部(とくに下側の幅)は思ったよりも狭い印象で、リヤゲート側に機能装備を格納したり、ナンバープレートをバンパーに配置するなどの影響も感じさせます。

しかし、フロアボードを立てて使えるなど、使いやすさも配慮されていて、荷物の多いファミリーユースにも対応できる広さと使い勝手は確保されています。

■新しさに満ちたマツダCX-3のデザインとは?
https://clicccar.com/2015/01/28/290177/

■マツダCX-3のすべてはワイパーを見るとわかる
https://clicccar.com/2015/01/19/289234/

■マツダCX-3、価格230万円台からディーゼルのみで2月下旬に発売
https://clicccar.com/2015/01/17/289274/

■マツダCX-3のチーフデザイナーが語る、インテリアへの徹底したこだわりとは?
https://clicccar.com/2015/01/31/291085/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる