同社とNASAのこれまでの関係性と言えば2012年に発売した「アルティマ」のフロントシートに長時間走行時の疲れを大きく軽減する「ゼログラビティ シート」を採用した経緯が有ります。
これはNASAの「無重力空間に於ける人の姿勢」をヒントに日産が開発したものでしたが、今回のパートナーシップとの関連性や提携の経緯については明かされていません。
一方、日産とNASAがパートナーシップを発表した直後に自動運転技術で先行する米「Google」がトヨタ自動車やVW、ダイムラー、GM、フォードなど世界の主要自動車メーカーを相手に2020年を目処とする自動運転車の実用化を目指して協議を開始したと発表しましたが、この話題の中に日産の名前が見当たりません。
日産とGoogleの発表がほぼ同時だった事や星間通信による探査ロボットの遠隔操作で充分過ぎるほど実績を持つNASAが自国の「Google」や自動運転車を手掛ける「テスラ」では無く、なぜ日本の自動車会社と提携する必要が有ったのかも気になるところ。
しかも「テスラ」を率いるイーロン・マスクCEOが経営する「SpaceX社」はNASAからスペースシャトルの後継機開発を請け負っている間柄。