ニュルで熟成した究極のハチロク「GRMN86」登場!【東京オートサロン2015】

足廻りは日本で5割、残りの5割をニュルのサーキットで仕上げたそうで、そのポイントとしてまずリヤボディのねじり剛性をオリジナル比で1.8倍に高め、サスペンションを低フリクション化、サスペンションがしなやかに路面に追従するようにチューニングしていると言います。

 

リアバンパー内には減衰機構を備えたブレースバーを装着、サスペンションは減衰力調整式で走行シーンに合せて調整が可能。

TOYOTA_GRMN86

対向式ブレーキキャリパーの採用と相まってローター径も拡大されています。 

TOYOTA_GRMN86

加えてタイヤを専用開発(BS POTENZA RE-71R)してコーナリング性能を向上。

TOYOTA_GRMN86

GAZOO Racingの開発陣は「スポーツカー=足が硬い」という従来の概念からの脱却を狙い、走る道を選ばず乗れることを目指しており、クルマの良さを味わってもらうためにも「サーキットだけでなく、まずは一般道で使って欲しい」としています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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