軽自動車の低速域での衝突被害軽減ブレーキシステムは30km/hでホントに止まる?

そうはいっても、例えば高速道路などでの渋滞中に前走車に衝突してしまうといったシーンではある程度有効であるはず。価格も軽自動車の場合は5万円以下で、無料装着できるキャンペーンが展開されるケースもあります。

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今回待望の設定となった低速用オートブレーキですが、日産と三菱では、呼び名は異なりますが、約5km/h〜30km/h以下の「低速用衝突被害軽減ブレーキ」、ペダル踏み間違いによる誤発進を防ぐ「誤発進抑制機能」、「アクティブスタビリティコントロール(ASC)(日産の呼び名はVDC)」を中心とした3点セットとして、搭載グレードもしくはパッケージオプションとして設定。

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車種は日産がデイズ、デイズ・ルークス、両モデルの「ライダー」に設定し、三菱はeKワゴン/eKカスタム、eKスペースに「e-Assist」搭載グレードを用意しています。

低速用とはいえ「衝突被害軽減ブレーキシステムがあればもっと売れたかも」というのが両社のホンネであるはずで、今回の設定でスズキやダイハツ、ホンダなどと同じ土俵に上がったことになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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