北米で発売される日産アルティマにZFの最新ダンパーが採用されました

今夏に北米で発売される日産の主力モデル「アルティマ」。そのサスペンションにZFの最新テクノロジーが採用されることが明らかになりました。

ZFが発表したところによると、これは『プリロード・バルブ』と呼ばれるもので、ダンパーの減衰力を発生させるバルブに関する 最新テクノロジーということです。アルティマのサスペンションには一般的なツインチューブ・ダンパーが採用されているということですが、この新しいバルブはより高価なモノチューブ・ダンパー譲りの技術と表現されています。

その目的はダンパーとしての基本性能はそのままに、ノイズや振動の発生を抑えること。ZFの第4世代バルブ技術となる『プリロード・バルブ』は、とくにピストン形状によってノイズの発生を抑えるということで、静かで滑らかな乗り心地に一役買っているとZFはアピールしています。

■2013 Nissan Altima With New Damper Generation By ZF(ZF Friedrichshafen AG)
http://www.zf.com/corporate/en/press/press_releases/products_press/products_detail.jsp?newsId=21916136

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる