トヨタ「MIRAI」とホンダFCVとの違いはここ!

一方のホンダも17日、燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」をワールドプレミア。

HONDA_FCV_Concept

このコンセプトカーをベースにした新型FCVを2015年度中に発売予定で、その後欧米に展開して行く予定といいます。

FCスタックの最高出力は100kW以上、体積出力密度3.1kW/L、70MPaの水素タンクを2本搭載しており、トヨタとほぼ同等のスペックとなっています。

FCスタックを含むパワートレインを車両前部ボンネット内に集約しているところがトヨタと異なるポイントで、将来のFCV普及期に備えたレイアウトにしているそう。

HONDA_FCV_Concept

5人乗りでJC08モードでの航続距離は700km以上、駆動用バッテリーはトヨタがニッケル水素なのに対してホンダはリチウムイオンバッテリーを採用しています。

HONDA_FCV_Concept

723.6万円(補助金込みで約520万円)、6色のボディカラーで発売予定の「トヨタ MIRAI」、そして来年中に発売予定とされるホンダ製のFCVが燃料電池車普及の尖兵として、日本の技術力を海外に向けて大いにアピールすることになりそうです。

■トヨタ MIRAI Webサイト
http://toyota.jp/sp/fcv/?adid=ag219_cojp_fcv&padid=ag219_cojp_fcv

〔関連記事〕

トヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」発表!
https://clicccar.com/2014/11/18/278717/

トヨタ「MIRAI(ミライ)」 水素社会を見せたデザインと走りは?
https://clicccar.com/2014/11/18/278729/

FCVの低コスト化に光!白金に代わる触媒研究で成果
https://clicccar.com/2014/11/03/276405/

カーオブザイヤー特別賞の「トヨタの燃料電池車への取り組み」で評価されたモノは?
https://clicccar.com/2014/10/16/273150/

政府がFCV普及の「ロードマップ」策定、200万台目指す!
https://clicccar.com/2014/08/13/264497/

 Avanti Yasunori

 【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/11/20/278989/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる