トヨタ「エスクァイア」デビュー。上級5ナンバーサイズ・ミニバン、3つのポイント

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比較的、身近な5ナンバークラスのミニバンには機能性や価格合理性が求められることが多く、”高級感”というのは相反する要素にも思えます。4大ブランドとなっている先行するモデルにしても、全グレードで高級車志向を感じさせるモデルはないといえます。

つまり、激戦区の5ナンバーミニバンの中で個性を際立たせるために、エスクァイアは、相反する要素を両立させるモデルとして「上級・上質・高級」をキーワードにしたというのです。

わかりやすい高級感が内外装に確認できます。大きなT字フロントグリルに象徴されるエクステリアが圧倒的な存在感を主張。インテリアでは、ステアリングホイールやシフトノブに本革や黒木目調加飾を与え、ヒーコンクラスターはピアノブラック塗装としています。

このT字グリル、ボリューミーなフロントマスクを演出するために、縦に並んだメッキ加飾バー一本一本の幅や間隔、角度を微妙に変えているというデザイナーのこだわりが注ぎ込まれているそうです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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