トヨタ自動車が1992年以来、20年余りの歳月を費やして開発して来たFCV(燃料電池車)をいよいよ12月に発売するそうです。
これまで同社はFCV発売時期を2014年度内(~2015/3)としていましたが、生産準備が整ったことから世界に先駆けて年内に市販することに。
「MIRAI(ミライ)」と名付けられたFCVは豊田市の元町工場で生産準備が進められており、当初は官公庁向けを中心としつつ一般向けにも20台/月規模で販売する予定。
発電を担う燃料電池(スタック)本体と、高圧水素タンクの製造は本社工場が担当。
約3分間の水素充填により650kmの走行が可能で、トヨタによれば車両価格は約700万円、政府からの補助金により実質500万円程度となる見込みと言います。
日経新聞によると、同社が約700台/年の生産を予定している中、現時点で既に購入希望台数が1,000台近くに達しているいるようで、今後インフラ整備の進捗に合わせて増産も視野に入れている模様。
販売地域は水素ステーションの整備が進む4大都市圏(東京、名古屋、大阪、福岡) が中心となるようで、来夏には欧米でも発売するそうです。
来年早々にはいよいよトヨタのFCVが日本の街を走り出すことになります。
〔関連記事〕
カーオブザイヤー特別賞の「トヨタの燃料電池車への取り組み」で評価されたモノは?
https://clicccar.com/2014/10/16/273150/
FCV発売間近で北部九州「水素戦略」プロジェクトに活気!
https://clicccar.com/2014/09/01/266363/
大阪ガスがFCV用「オンサイト型」水素ステーションを開設!
https://clicccar.com/2014/08/29/265942/
政府がFCV普及の「ロードマップ」策定、200万台目指す!
https://clicccar.com/2014/08/13/264497/
トヨタがFCVの市販時期を早めた背景に有るものとは?
https://clicccar.com/2014/07/20/262696/
【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/10/21/274317/