2014年8月25日、国内仕様の新生スバル「WRX」が発表されました。
WRXとしては2代目、インプレッサWRX時代から数えて4代目となる新しいWRXには、新世代ボクサー直噴ターボエンジンを搭載する大人のセダン「S4」と、従来からの熟成された高回転型ショートストロークボクサーターボを積む「STI」という大きく2つのラインナップで構成されています。
『大人のスポーツセダン』がコンセプトとはいえ、そこはWRX。「ブルーボクサー」と名付けられた2.0リッター水平対向4気筒直噴ターボの最高出力は300馬力、最大トルクは400Nmとスポーツセダンとしては十分過ぎるスペックとなっています。それでいて、JC08モード燃費は、13.2km/Lという環境性能とバランスさせているのが特徴です。
もっとも、このエンジンスペックだけを見ると、ピュア・スポーツセダンであるSTIと、それほど差別化されていないのでは? と思ってしまうかもしれません。
ですが、キャラクターづけは明確に異なっています。
一般路を模したクローズドコースで初乗りした印象は、スペック(期待されるパフォーマンス)が近いからこそ、あえて明確にわけていると感じさせるものでした。