スバル「レヴォーグ」国内向けのレガシィ後継モデルついに登場【東京モーターショー2013】

ロスアンゼルスオートショーではWRXと北米向けに大きくなったレガシィを出展する予定のスバル。東京モーターショーでは、レガシィ・ツーリングワゴン後継といえる「レヴォーグ」を出展しています。

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オープニングで挨拶に立った、富士重工業・吉永泰之 代表取締役社長は、スバルを愛していただける「スバリスト の皆様に満足いただけるクルマを作り続けて行きたい」と語りましたが、この「レヴォーグ」は、まさにスバルを愛する日本のスバリストのために生み出されたニューモデルです。かつて国内販売を担当していた吉永社長も「日本のスバリストを第一に考えたクルマを送り出せて喜びもひとしおです」と語っています。

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全長4690mm 全幅1780mm 全高1485mm と、日本で扱いやすいボディサイズとなった「レヴォーグ」は、ダウンサイジング直噴ターボ・ボクサーエンジンを搭載していることでも注目です。

1.6リッター直噴ターボは、従来の2.5リッター自然吸気エンジンのダウンサイジングといえるもので、最高出力125kW、最大トルク250Nmとしているにも関わらず、JC08モードの燃費は17.4km/Lと優秀な数値になっています。

また、燃料タンク容量はおよそ60L、100km/h巡航で満タン1000kmを走りきれるだけの実用燃費性能も実現していると、吉永社長はアピールしていました。まさしくレガシィの後継モデルにふさわしいツーリング性能を持った日本で扱いやすいサイズのツーリングワゴンなのです。

上位グレードとして2.0リッター直噴ターボ(最高出力221kW、最大トルク400Nm、JC08モード燃費13.2km/L)も用意するという「レヴォーグ」の発売は2014年春の予定。年明け早々、2014年1月4日から予約を開始するということです。

全車に、進化したアイサイトを装備することで、最新の安全性能も手に入れた「レヴォーグ」は、レガシィやインプレッサといった、これまでのツーリングワゴンやスポーツワゴンに乗ってきたスバリストなら、とくに注目の一台といえそうです。

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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