新型コペンが目指した「乗らなくても乗りたい」クルマとは?

■乗らなくても乗りたいと思わせるクルマとは?!

新型コペン開発責任者の藤下CE(チーフエンジニア)は、当初実験畑のキャリアを活かして、走りの進化を提案しました。

しかし役員からは「乗ってわかるクルマじゃダメ。乗らなくても乗りたいと思わせるクルマにしてくれ!」と指摘を受けたそうです。

そして「コンバーチブルというクルマは、人の生活をコンバーチブルする」という消費者目線の発想に、「樹脂外版+骨格構造」の新技術を組み合わせて、「ドレスフォーメーション」という着せ替えボディを生み出したのです。

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■高剛性かつ高精度なボディ骨格で着せ替えを実現!

メカニズムでの最大の特徴は、外装鋼板はドアだけというボディ骨格「Dフレーム」です。

ミライースのフロアパネルを流用してコストを抑制しつつ、専用構造やアンダーボディのX字補強等によりボディ剛性を大幅に向上。オープンカーとしての爽快な走りとクローズドトップ時の快適性を両立しました。

また外板樹脂パネルの脱着には、正確な取付穴とボディ骨格の防錆が不可欠。そこでボディ精度を大幅に上げて、従来比2倍の防錆処理を施し、着せ替えボディを実現しました。

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(拓波幸としひろ)

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