東1,2,3ホールは次期コペン、ノア/ボクシーHV、レヴォーグ、新型MINIに注目!【東京モーターショー2013]

いよいよ東京モーターショーの先取り情報満載の「東京モーターショーのすべて」が出版されました。書店やコンビニでこの本を見かけると、東京モーターショー(一般公開11/23〜12/1)が近づいてきたことを実感します。

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今回の東京モーターショーでは、東京ビックサイトの3大ホールがメイン会場となります。見処は、軽自動車とSUV、そしてEV・HVや燃料電池をはじめとする最新技術でしょう。それぞれのホールでは、まるで競い合うように最新鋭のクルマを出展しています。そこでここでは会場の東京ビックサイトをイメージしながら、各ホールの情報を紹介していきたいと思います。まずは最初に、トヨタを中心として、資本や提携関係のあるメーカーが集う「東1・2・3ホール」から見てみましょう。

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■ダイハツ:コペンが2種類になって帰ってきた!

今回のトップバッターなので、朗報から。生産を終了していた軽オープン「コペン」がいよいよ生まれ変わります。しかもショーモデルの「コペン」は、2種類存在します。なんと、ボディパネルが樹脂仕立てで、プラモデルの様に着せ替えが可能なのですね。ダイハツブースで行われる「着せ替えショー」もお楽しみです。またクールなデザインの軽トラ「FC凸DECK」は燃料電池車で、窒素系の液体燃料を使うのが特徴。日本では水素燃料以外にも、様々な燃料電池が開発されているのですね。大いに心強く感じる次第です。

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■トヨタ:次期「ノア/ボクシーHV」と市販間近の燃料電池車「FCV CONCEPT」

トヨタは、いよいよ主力ミニバンの「ノア/ボクシー」の新モデルを公開します。特徴は標準の2Lに加えて、本格1.8Lハイブリッドを搭載すること。ガソリン価格が高止まりの中、ファミリーにとって嬉しいニュースです。燃料電池車の「FCVコンセプト」も、いよいよ市販化が視野に入ってきました。他にも、トヨタ86のオープン仕様やモリゾウ社長イチオシのTAXI専用車、パーソナルコミューターが出展されます。

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■レクサス:攻めのデザインでスペシャリティ・クーペとSUVを提案

レクサスからは、ISをベースにしたスペシャリティ・クーペの「RC」が世界初登場。優雅なラインとオーバーフェンダーの造形が大いに楽しみです。またフランクフルトショーでアグレッシブなデザインが話題となった「LF-NX」が、パワーユニットをHVから2L直噴ターボに換装して登場します。それにつけてもヨーロッパでHVを、日本でダウンサイジングターボを訴求するなんて、気合が入っています。

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■スバル:日本のためのツーリングワゴン「レヴォーグ」初公開!

レガシィがアメリカ向けに大型化した後を受け、スバルは日本向けに先代レガシィと同サイズのツーリングワゴン「レヴォーグ」を開発しました! 新開発の水平対向1.6L直噴ターボがもたらすダウンサイジングの走りと燃費に、大いに期待したいと思います。また同じく1.6L直噴ターボを搭載し、PHV化によってリアをモータ−駆動する「VIZV エボリューションコンセプト」も出展。スバルのHV戦略と共に、アイサイトの未来形も要チェックです。

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■BMW&MINI:世界初公開の3代目新型MINIとシルエットが美しいBMW4シリーズ

BMWがMINIブランドを立ち上げてから、MINIも早3代目。世界に先立ち、新型MINIが公開されます。エンジンは、新開発の1.5L・3気筒直噴ターボと2L直噴ターボの2種類を搭載。特に前者は、更なるダウンサイジング効果が注目されるところです。BMWは、2ドアクーペが美しい4シリーズのオープンモデルやEV・PHVのi3&i8、更にはSUVの新型X5等を出展。BMWらしい機能や個性に注目したいと思います。

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ちなみにトヨタとBMWが共同開発しているスポーツカーは、今回はお預けの様子。次回のお楽しみに取っておきましょう。続いては、向かいの「東4・5・6ホール」の出展車両を見てみたいと思います。

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■時代は繰り返す? 東モのポスターに見る「7つのデザイントレンド」(前編)【東京モーターショー2013】 https://clicccar.com/2013/11/03/234510/

■時代を映す東モのポスター「7つのデザイントレンド」(後編)
https://clicccar.com/2013/11/04/234786/

(拓波幸としひろ)