Googleがハンドルのない自動運転車を公開【動画】

これまで、プリウスやレクサスをベースに、ルーフ上に空間センサーを備えるなどして、自動運転(セルフドライビング)を実験してきたGoogleのセルフドライビングカープロジェクトが、大きく前進です。

ついに、オリジナルの自動運転車を作ってしまいました。おなじみの空間センサーほかフロント中央のセンサーらしき膨らみが鼻に見えるキュートな外観となっています。

クルマを作っただけではありません。実際にパッセンジャーを乗せて動いている様子、デモ走行の模様を動画で公開しています。

Vehicle Prototype 1

トランスポーターから自動で降りてくるGoogleのセルフドライビングカー。コンパクトなボディは二人乗りとなっていますが、その特徴はハンドルを備えていないこと。まさに自動運転専用モデルというわけです。

現時点では最高速が時速25マイル(約40km/h)にとどまるシティコミューター的パフォーマンスということですが、 シートとスイッチ、そしてモニター画面だけのインテリアは意外にもルーミーな空間になっている模様。

なにより、ハンドル(運転行為)から開放されたパッセンジャーの手は何を掴むことになるのか。そのあたりの狙いや提案も気になるグーグルのセルフドライビングカーです。

この夏には100台ものプロトタイプカーを運用する計画ということで、Googleの本気度が伝わってきます。

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Vehicle Prototype Image2

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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