積水化学工業住宅カンパニーが5月1日、EVの駆動用バッテリーとソーラー発電の連携により、家とクルマに必要なエネルギーの自給自足と大規模停電時の安心感を大幅に向上させた木質系スマートハウスを発売。
「グランツーユー V to ハイム」がそれで、業界初となるEVとソーラー住宅の連携システムを標準搭載。
従来EVから住宅へ給電する際に必要だった電力会社からの電気を一時遮断するなどの制約を解消、EVを住宅用蓄電池として本格活用することが可能となっています。
また大容量ソーラーでEVを充電すると共に、住宅全体で年間に使うエネルギーのうち、最大約75%をソーラー発電で自給可能とか。
大容量ソーラー発電システム(11.44kW)を搭載してエコノミーモードで利用した場合、年間約33万円以上のプラス収支を実現しており、一般住宅に比べると年間の光熱費は最大約62万円もの削減に繋がると言います。
同社は「グランツーユー V to ハイム」を積雪・寒冷地域を除く東北、関東、中部エリアにて発売、本年度300棟、次年度は500棟の販売を見込んでいる模様。
今後は「太陽光発電システム+HEMS(スマートハイム・ナビ)+EV」の新3点セットによる新しいスマートハウス提案により、環境性、経済性、停電時の安心等、顧客のメリットをさらに向上させた住まいの提案を拡大していく計画のようです。