鈴木修スズキ会長、増税について「どっかで恨みを晴らす!」発言!!

いま、いわゆる日本のスタンダードなクルマとなった軽自動車。ということは、燃費や広さ、質感などの実用的性能が競われ大いなる進化を遂げてきました。

だけど、それだけじゃクルマはオモシロくない、というわけで、軽自動車だって遊びにも使えるというコンセプトで登場したのがスズキハスラー。軽自動車としては実用だけでない、スポーツでもない久々のレジャーを大きく視野に入れた新型車の登場と言えるでしょう。

SUZUKI HUTSLER_08

その発表会会場には、軽自動車界というより、日本の自動車メーカーの、いやいやもっと日本の産業を代表するご意見番と言っていいでしょう、スズキ株式会社の鈴木修会長兼社長が登場し、最初のご挨拶から質疑応答まで、終止「修節」で進行したものでした。

やはりみんなが気になるのは「軽自動車税の増税」が決まったこと。「弱いものイジメだ」とか「ダイヤモンドに税金をかけろ」といった修語録が記憶に新しいですが、今回もなにか飛び出すのでは、と記者たちも期待満々です。

では、そんな鈴木会長の気になる発言をチェックしてみましょう。

最初の壇上では、増税が決まって過ぎてしまったものは仕方がない、と言いながらも、質疑応答で「増税に対して鈴木会長の反応がおとなしかったのでは?」という質問に対しては「心の中では燃えちぎっている」と先ほどの言葉とは裏腹に、相当やらねば増税からの需要の落ち込みをカバーできないと心中を告白。さらに軽自動車税だけでない、消費税だって増税する来年に向けて国民を代表したぶっちゃけトーク「どっかで恨みを晴らしてやる」との発言は、いまどきのリーダーにはないみんなへのクリスマスプレゼントのように感じました。いつまでも自動車産業、日本経済を引っ張っていって欲しいですね。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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