VWが11月20日、東京モーターショー2013のプレスデーで超低燃費PHEV 「XL1」の技術を「up!」に移植した「twin up!」を報道陣にワールドプレミアしました。
プレスブリーフィングで冒頭、VWグループジャパン代表取締役社長の庄司茂氏がVWの日本に於ける業績を説明。
それによると、「2013年はVWが日本で輸入販売を開始してから60年に当たる記念すべき年。1953年にビートルを初めて導入以来、140万台以上のVW車が日本のユーザーの元へ届けられており、VWはその記念すべき今年、過去最高の販売台数を記録する事がほぼ確実」と言います。
その原動力となっているのが「The Beetle」や「up!」と6月に導入した7代目「Golf」。今回のGolfは発売後半年で1万3千台を超える受注が入っており、過去に例が無いヒットモデルとなった模様。「サザン」のCM起用も一役買っているとか。
プレスブリーフィングには本国からAudiの開発責任者でVWグループ全体の開発をコーディネイトしているプロフェッサーDr.ウルリヒ・ハッケンベルク氏や開発担当取締役のDr.ハインツ・ヤーコブ・ノイサー氏が登場。
ノイサー氏が「twin up!」の特徴について解説を担当。
氏によと、「twin up!」は同時出展されたコンセプトカー「XL1」のディーゼル2気筒エンジンと電気モーター、DSGトランスミッションの組合せを踏襲、外部充電が可能なPHEVで、燃費は「91km/L」をマークする模様。
これはまさに同社が誇る超低燃費モデル「XL1」に負けず劣らずのスペックで兄弟車と表現しても良い内容。
VWは世界戦略車である「up!」でガソリン、軽油、天然ガス、電気など各種エネルギーに対応するモデルを展開しており、既に「e- up!」についても日本導入決定済み。
当初、突拍子無く感じられた「XL1」の環境技術が早くも量販モデルにも展開され始めているという訳です。
■東京モーターショー2013 Webサイト
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