ヘッドアップディスプレイ(HUD)ってあこがれのデバイスだったんですよね。そもそもは戦闘機とかで、風防の手前の透明なスクリーンにさまざまな情報を映し出す装置で、前方を見ながら、情報も重ね合わせて表示できるってことで、なんかハイテクかつ便利そうでカッコよかったんです。クルマでもだいぶ前にシルビアが採用したりしていましたが、その後はあまり見ませんでした。でも、最近また純正採用が増えてきています。
そんなあこがれのHUDを、簡単に実現することができるようになりました。しかも、特殊な装備は必要なし。そのアプリをインストールしたiPhoneをダッシュボードに置くだけなんです。表示されるのは車速などではなく、道路の情報。ルート検索すると、この先の道がどんなふうにカーブしているのかを表示してくれます。
それにしてもこの表示方法は、ちょっと「やられた!」っていう感じです。たしかに、スマートフォンに情報を反転表示させれば、それをフロントウインドウに反射させるだけでHUDが実現するわけです。これは思いつかなかった。もちろん、専用のスクリーンじゃないので、明るいところではあまり見えませんが、むしろ視界の悪いときに威力を発揮しそうなアプリなのでこれで十分かもしれません。夜間や霧の山間ドライブなんかでは便利かも。なんたって無料だし。なお、アプリの名称は「Hudway」。もちろんiTunesでダウンロードできます。
(まめ蔵)