車イスの国際レーサー、青木拓磨選手がハンドドライブを解説

7月13~14日に富士スピードウェイで開催されたGTアジア選手権第5戦、第6戦。このレース、日本人として初めて車イスの国際レーサーとなった青木拓磨選手が、痛車のコルベットで参戦し大いに話題となりました。

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 青木拓磨選手といえば1997年に二輪のロードレース世界選手権GP500クラスにフルエントリーしランキング5位になるなどして大いに期待されていましたが、1998年シーズン開幕前の菅生でのテスト中のアクシデントにより車イス生活を余儀なくされてしました。

その後は四輪に転向。スーパー耐久ではST-2クラスで表彰台の常連に名を連ね、アジアンクロスカントリーラリーにも出場するなど、精力的にモータースポーツ活動を続けています。その実績がFAI(国際自動車連盟)に認められ、サーキットレースの国際ライセンスを発給されることになったのです。

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 その青木選手が鶴田和弥選手とペアを組み、DIJONレーシングからシボレーコルベットで参戦したGTアジア選手権。

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コースサイドで見る限り、ハンドドライブとは思えない攻めの走りで、ポジションの奪い合いにも積極的に参加。第5戦、第6戦ともにGTMクラスで5位という健闘ぶりを見せました。

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 そのGTアジア選手権の様子がオフィシャル動画としてアップされており、11分35秒くらいから青木選手のドライバーチェンジの様子などを観ることが出来ます。

ドライバーチェンジが意外とスムーズなことに驚きます。

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 また、ハンドドライブの操作方法などを青木選手自ら解説する動画もオフィシャル動画としてアップされています。これはかなり貴重な動画といえそうです。

目標はルマン24時間レースという青木選手。「ハンデを持つ者でも世界を目指せることを証明したい」という崇高な想いで、必ずや目標を実現させることでしょう。

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(写真・文:北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩

松永 和浩 近影
1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。