井元貴幸 
先日お伝えした「最新の衝突回避支援システム(自動ブレーキ)自動車メーカー別比較！」では、国産車と輸入車に設定される主なプリクラッシュブレーキシステム（自動ブレーキ）搭載車をご紹介しました。
最近増えつつある自動ブレーキを搭載したクルマには、高速道路でドライバーの負担を減らす「全車速追従クルーズコントロール」を搭載しているクルマも多く存在し、自動運転に一歩近づいたともいえます。
全車速追従クルーズコントロールは設定速度・車間距離をセットすると、設定範囲内でアクセル・ブレーキ・シフトをクルマが制御し、前走車がいない場合には設定速度で、前走車がいる場合は設定した車間距離で追従します。
ステアリング操作以外はドライバーの操作が無い場合はクルマが制御することから、完全自動運転まであと一歩という技術と言えます。
しかし現時点では運転支援システムという位置づけであることから、ドライバーの操作が最優先され、ブレーキを踏むと動作がキャンセルされるものがほとんどです。
自動運転といえば、縦列駐車や車庫入れを全自動で行ってくれる自動駐車機能も存在します。こちらはステアリングをクルマが制御。ドライバーは周囲に注意しながらブレーキだけを操作することで設定位置にクルマを駐車することができます。
前走車に自動的に追従するクルマや設定位置に自動的に駐車してくれるクルマが続々と登場し、自動運転も夢物語ではなくなってきたように感じます。 80年代に大ヒットした海外のテレビドラマ「ナイトライダー」に登場した頭脳を持つクルマ「ナイト2000」の様なクルマも夢ではなくなって来たのかもしれません。
（井元 貴幸）
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