消防法改正で2000店以上が閉鎖されるなか、新しいリサイクルを試みるガソリンスタンドもある

以前当サイトでもお伝えしましたが、ガソリンスタンドが苦境に立っている現在、改正消防法による地下タンクの改修が義務づけられ、今年度は2000軒以上のガソリンスタンドが閉鎖される見込みです。いっぽうで、生き残りをはかるとともに、地域の中で新しい役割を果たしていこうと試みているガソリンスタンドもあります。そのひとつが、先日NHKの番組「サキどり」でも取り上げられた滋賀の油藤商事です。

 

この会社では、ガソリンスタンドを街のエコロジーステーションというべき存在にしようと、まずリサイクルごみの回収を行っています。ガソリンスタンドということで、有人施設での回収となり、ゴミを捨てるひともマナーを守るほか、ガソリンスタンドのスタッフはゴミの扱いにも慣れているということで、なかなか感触はいいようです。「ゴミを捨てるついでに給油」「給油ついでにゴミ捨て」なんていうことができると、ユーザーにとってもありがたいですよね。

もうひとつ注目したいのは、バイオディーゼル燃料の販売です。バイオディーゼル燃料というのは、菜種油、ひまわり油、大豆油、コーン油などを原材料として作られるディーゼル燃料です。この会社では、廃棄される食用油を回収してバイオディーゼル燃料を精製してしまうプラントまで作り、バイオディーゼル燃料を軽油に5%混合したディーゼル燃料を販売しています。

たしかにガソリンスタンドには、燃料の販売以外にもまだまだいろいろ活躍の場があるのではないでしょうか。これからの時代、ガソリンスタンドはまた新しい役割をになうようになるのかもしれません。

油藤商事はこのほかにもいろいろエコロジーステーションとしての試みを行っています。詳しくはウェブサイト(http://www.aburatou.co.jp/)をごらんください。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵

まめ蔵 近影
東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦。好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。