ついにクルマとの会話が実現!? シボレーがiPhoneとリンクして音声操作”Siri”に対応

ロスアンゼルスオートショーにて、シボレーのコンパクトカー「スパーク」と「ソニック」の一部グレードにおいて、iPhone・iOS 6のSiri(発話型インターフェース)とリンクした『アイズフリー』に対応することを発表しました。

音声による会話形式でiPhoneを操作できるSiriにはクルマを運転中に最適化した『アイズフリー』モードが準備されていますが、シボレーがコンパクトカーで、それに対応するということです。

具体的にはBluetoothによって車両とiPhoneをリンク、ステアリングの音声アクティベーションボタンによって、Siriと会話できるようになるとのこと。

それにより、音声操作で電話をかけたり、iMessageを送ったり、スケジュールを管理したりできるといいます。もちろん、iPhone内の音楽を再生したり、ラジオとの切り替えも可能とのこと。また試合結果や祝日情報などの簡単な質問にはSiriが音声で解答してくれるそうです。なお、Webページの閲覧が必要となる複雑な質問は安全のためにキャンセルされるようになっています。

高級車ではなく、スパークやソニックといったコンパクトカーから、この機能を採用したことはユーザビリティを優先した結果ということです。音声認識機能といえば高級車に限られた機能というイメージもありますが、iPhoneとの連携により、コンパクトカーもローコストで、より便利な機能をプラスすることが可能な時代になったといえそうです。 

 

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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