アプリでNAVI化する「スマホ」と「新種PND」のオススメ3種!

携帯電話に緊急通報機能の搭載が義務付けられた事で2007年4月以降の機種にはGPSモジュールが搭載されており、そのGPSを活かしてカーナビに変身させるiPhone用のアプリが大人気のようです。

例えばアプリ自体に地図データを内蔵、一度ダウンロードすれば利用期限が無くずっと使える「navico」などがそれに当たります。地図データは「MAPPLE」を使用しており、スマホ特有の検索時のピンチイン・ピンチアウトにも対応しています。(VICS非対応)

navico

また、以前にクリッカーでも紹介している「カロッツェリア・ナビクレイドル」はスマホをGPS、ジャイロ&加速度センサーを内蔵したクレイドルに乗せる事でナビに変身させるタイプで、スマートループ渋滞情報を使ったルート案内も可能な本格派。クレイドル背面には音楽を鑑賞できるスピーカーも装備しています。(対応スマホ制約有り。ナビ全機能使用にはドコモ契約要)

カロッツェリア・ナビクレイドル

そしてスマホの「ナビ化」に対抗して登場したのが、PND(Personal Navigation Device)の「nuvi 3770V」。米国GARMIN社の製品で既に日本でも認知度の高いブランド。インターフェースがシンプルでとっつき易いのが最大の魅力ですが、今回何と外観が「スマホ」と見紛うような超薄型デザインに変身しました。ライバル意識が炸裂したのでしょうか?

nuvi 3770V

FM‐VICSにも対応しており、地図上で渋滞箇所や駐車場の満空情報を表示可能に。重量116グラム、厚さ8.9㎜iPhone4Sよりも軽く薄く、フルフラットな表面、ヘアライン仕上げの背面など、見た目の質感もなかなかのもの。

従来から定評のある「直感的」な簡単操作をしっかり受け継いでいるようです。あの「みちびき」衛星の補完信号も受信可能なGPSエンジンを搭載。オプションのマイクロSD海外地図データを差し込めば国外でも使用できます。自身も一世代前の「nuvi205」を未だに愛用していますが、大いにそそられる一台。

カーナビは従来の車両毎の据付タイプから持ち運びが自由なスマホやPNDへと、「軽・薄」路線まっしぐらで進化し続けており、現時点でどちらが有利かは判定が難しそうですが、当面スマホを入手する予定が無いのであればこの新種PNDがお薦めといったところでしょうか。

こちらも併せて御覧下さい。 https://clicccar.com/author/avanti

(Avanti Yasunori )

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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