日産NV200の保安基準適合で知る、この夏から変わる観音開きドアのルール

 この夏にいくつか重要な道路運送車両法の保安基準が改正されますが、日産の商用バン/乗用1BOXのNV200バネットが、そうした法規対応のマイナーチェンジを行ないました。

たとえば「ワゴン車におけるセカンドシート中央席の3点式シートベルト採用」は平成 24 年7月1日以降に製作される自動車に適用される全席3点式シートベルトの義務化に沿ったもの。

また「スライドドア強度要件への対応」は、スライド式ドアの試験方法の改正に対応したもので、こちらは平成24年8月12日以降の生産車に適用される内容への対応といえそうです。

ところで、NV200バネットとは直接関係ないことですが、このスライド式ドアの法改正は乗降口に関する保安基準の改正によるものですが、その中には『側面に備える観音扉式ドア等の条件を緩和し、単独での後部ドアの開放を可能とする』という項目が含まれています。

観音開きのドアといえば、マツダRX-8が代表例といえますが、その観音開きドアはフロントを開けた状態でなければリヤドアの開閉はできない仕組みとなっていました。それは保安基準に則ったものだったのですが、この8月12日以降であればリヤドアを独立して開閉できる観音開きの4ドア車の生産が可能になるわけです。残念ながらRX-8はこの改正に間に合わず生産休止となってしまいますが、次期モデルも観音開きドアで出てくるとすれば、リヤだけ単独で開閉できるようになり、より便利な4ドアとしてアピールできるかもしれません。

■「NV200バネット」の一部仕様を改良(日産自動車)
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120608-01-j.html

(山本晋也) 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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