ミニキャブトラックにも電気自動車MiEVが登場します!

三菱自動車の電気自動車MiEV公式Facebookアカウントが『2012年度中の軽トラックEVの投入を計画している』ことを明らかにしました。

 すでにバンボディのミニキャブMiEVは発売されていますが、そのトラック版ということになります。公開されている画像ではドアパネルに「電気自動車 MiEV」のロゴがありますが、マフラー・テールパイプが確認できるので、ガソリン車にロゴを貼っただけのダミーと思われます。 

そのため、リヤ・サスペンションがリーフスプリングとなっている画像をそのまま信じるかどうか微妙なところで、ミニキャブバンMiEVと同様にエンジン車ではFRレイアウトになっているところを、電気自動車ではMRレイアウトと変える可能性も考えられます。

ただし、トラックの場合はボディ中央のスペースに違いがあり、そのため同じバッテリーパックを収めるのは難しいという話もあるようです。また軽トラックは、その用途から最低地上高を要求されるシーンも多く、バッテリーパックを搭載した状態でガソリン車と同等の地上高を確保するための工夫も必要そうです。

 とはいえ、たとえば農家と田畑を往復するだけという用途を想定すると、わざわざガソリンを給油するために遠回りする必要がないというのは大きなメリット。さらに走行距離が限られるのでバッテリー搭載量を減らすことも考えられます。そうなれば販売価格を抑えることも可能。価格次第では、ミニキャブトラックMiEVが一定のユーザーから支持される可能性は高そうです。

 ■Mitsubishi Motors MiEV(公式ページ)
http://www.facebook.com/MitsubishiMotorsMiEV 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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